マヌルネコ

マヌルネコ(Otocolobus manul)は、食肉目ネコ科Otocolobus属に分類される食肉類。本種のみでOtocolobus属を構成する。別名モウコヤマネコ[7][8]。世界最古の猫とされている[9]。
分布
アゼルバイジャン、アフガニスタン、イラン、インド(ジャンムー・カシミール州)、カザフスタン、キルギス、中華人民共和国(四川省、青海省、陝西省、内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、チベット自治区)、ネパール、パキスタン、ブータン、モンゴル、ロシア南部に分布する[3]。アルメニアでは絶滅した[3]。

形態
体長50 - 65センチメートル[6][7]。尾長21 - 31センチメートル[6][7]。体重2.5 - 3.5キログラム[6]または2.5 - 5キログラム[7]。体毛が長く密集して生えているので、丸々と太った立派な体型に見える。この厚い毛のおかげで、雪の上や凍った地面の上に腹ばいになったとき体を冷やさずにすむ[7][5]。体は橙みを帯びた灰色、腹面は白っぽい灰色、四肢は黄土色、腰に茶色の横縞が走る[7]。個体によってはこの横縞が厚い毛のせいで判別できないこともある。尾には5 - 6本の黒い縞模様が入り、先端は黒い[6][7]。頬は白色で長い毛がある[7]。目の端から頬に黒色の縞が走る。顎から喉にかけても白色で、体下面では密集した灰色がかった毛になる。季節が移ると毛は生え変わる。冬毛は夏毛より灰色みが強く、模様が不鮮明である[5]。

左右の耳介は離れ、低い位置にある[5][6]。特徴的な顔つきで、目の位置が高いところにあるので、額は高く、丸い耳が低く離れた位置に付いているように見える[7]。眼は顔の前方に位置する[5][6]。目の位置が高いのは、身を隠せる場所の少ない平坦な砂漠やステップで、岩陰に臥せて岩の上から目だけを出して獲物を狙うのに適しているからだと考えられている[7]。虹彩は黄色で、瞳孔は丸く収縮する[6][7]。歯列は門歯が上下6本、犬歯が上下2本、小臼歯が上下4本、大臼歯が上下2本と計28本[6]。顎は小さく、他のネコ科の種に比べ歯の数が少なく、上顎第一小臼歯が欠けている[5]。爪は非常に短い[5]。他のネコ科の動物と比べると足や爪が短く、臀部がやや大きい。

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